Re:
社会に溢れている様々な情報の中で生活をしているとひどく心が疲弊する。
しかし自衛のために都合良く生きる世界を創る行為は自らを無知へと育て危険にさらしてしまう。そのため一定量の情報とは向き合い続けなければいけない。

私は写真を撮っているとき心が限りなくフラットな状態になり精神がいまいる現実世界とは別のどこかへいくような感覚を持つ。

今作品は心の健康を保つ、あるいは立て直すための避難場所となる心のパラレルワールドを写真で作る試みであり、情報社会にいる自分の精神とは切り離した世界への扉を探し集めたものである。